今日は、上の子の生まれた日。
早いもんで、女同士なのに、もうすぐ背の高さは私を越しそうだ。
イチゴののった、ホールのケーキ。
チョコレートの板には、名前が書いてもらってある。
年の分だけ、ろうそく立てて、家族で写真を撮る。
ろうそくの灯を、ハイティーンになった彼女が一息で吹き消す。
小さな頃は、何回もフーフーして、それでも消せなかったっけ。
いつから、一息で消せるようになったんだっけか…。
で、家族の希望を一人ずつ聞いて、私がケーキを切り分けてゆく。
もちろん一番目に聞く相手は、バースデーを迎えた本人に。
学校やテレビの、たわいないおしゃべりをしながら、家族でケーキを食べる。
相方のお父さん、お母さんからは、おめでとうのファクスが届く。
私の弟が、お祝いの短い電話をかけてくる。
そして今、私は家族が寝静まった中、彼女が生まれる時の、満月の真夜中を思い出している。
大変な思いをして、一緒に入院した仲間がいて、初めてづくしの毎日が始まった、この日付。
一見普通のようで、実はちっとも普通でない「幸福」という感情を、私はここのところ、どれだけ忘れて過ごしていただろうか?
バースデー。
それは、今日の娘だけでなく、このブログをごらんの全ての方にとっての「幸福」な日でありますように。