2013年5月31日金曜日

休みだああああ

というわけで、本来なら今夜、このブログに一週間分のストレスをお話に代えて、キーを叩きたいところなのですが。
哀しいかな、気力がでません…

あと、毬子ちゃんと貴子さんのお衣裳の柄も、せっかくなら狙いをつけてある図書館の本を参考にして、しっかり(?)書きたいな、と。

なのでなので、今夜はまだ9時前だってのに、地方ニュース観ながら、寝かせてください!
すいません!

ここんとこ、残業で夜更かししてる時以外は、家で一番早く寝てんの…
で、きっと明日は遅くまで起きてこないよ(泣)
家事は誰もしてくれないから、するけど(泣×2)

では、この土・日のいずれかにー。

2013年5月28日火曜日

充電中~

おヨメちゃんのお話、途切れていてごめんなさいーーー。
もうラストまで、あらかた決まっているのに、仕事と気力のせいにして、まだ書けなくて~~。

それなのに、いろんな国からアクセス、ありがとうございます。
お国の名前を見る度、
「あー、うちの国のあやつが泥の上に泥を塗っている状態なのに、よく来てくださってるなあ」
と、ホント、ありがたいです。

だけど、そのついでだか違うのか、かつて書いた18禁のお話を読んでくださってる方がいて、これもまた嬉しいですー。

ではではっ。

2013年5月25日土曜日

「連れだって走る」について考える(つぶやき)

きょう、バイパスを車で走っていたら、アメリカンバイクが7台ほど、隣の車線を走っていきました。
薫風の中、大変楽しそうに見えました。

(ほら、メットでお顔の表情は見えませんからね)

私は、バイク乗れないし、車も一人でドライブが好きなので、
「連れだって走る」楽しさを想像することが、できません。惜しいかな。

中学の部活で対外試合行くとき、部員のみんなで自転車連ねてったけど、あれは目的じゃなくて手段だったしね、楽しくなかったし。

行ったことがない場所へ、車で他の人に案内してもらう時、後ろについて走るのも苦手です。

それなら、助手席に乗って、ナビしていただく方が好きかなぁ。
…でも、それって「連れだって走る」に入るのかしら?

うーん、聞こえよく言えば「自由に、心の赴くままに」
ネガティブに言えば「わがままに」

私は、一人でどこかへ、たったかと走っていってしまう、そういう気質のようです。

さて、次回はつぶやきじゃなくて、毬子さんと貴子さんのお話の続きを書きたいなー。

2013年5月22日水曜日

花嫁御寮とおヨメちゃん(4)

畳の間へ二人が入っていくと、既に打ち合わせてあったのだろう、毬子が呼び声を挙げた。

「くみ、あや。お願い、手伝って頂戴。手はずは、先程お話した通りにしてね」

地味な着物に前掛けをした、二十代半ばあたりの侍女が二人、音もなく襖を開けて現れる。
無意識に歩きながらも、すすすす…と、決してへりを踏まずに歩くのは、礼儀作法の訓練のたまものなのだろう。

「さあ、貴子さん…どちらから、羽織ってごらんになる?今お召しになっている、蒼のダイヤ柄の銘仙の上から、そのまま肩にどうぞ?」

わくわくと、毬子は勧める。

「でも私、一人では照れくさいわ。もう一方のお召し物を、毬子さんもお体に当ててくださらないと」

心底、二つの花嫁衣裳を前に迷いながら、貴子は応じる。

「では、お二方とも、お近くのお衣裳からになさっては…?」
侍女二人のほうでも年かさの方のくみが、横から、つい口を挟む。

「お黙りなさい!くみには尋ねておりません。わたしは、貴子さんに伺っているのです」

紅雀のように可憐な毬子の口元から出た、意外にも強い調子の叱責に、貴子は驚いた。
ただ、その一言に意地の悪さは全く感じられない。

『あなたは、ここで出しゃばる存在ではない。己の分をわきまえ、控えなさい』

上に立つ立場として生まれた者が、ごく当たり前のように子供の頃から教えられた、下の者を使うための言い回しに過ぎない。

「自分の家を没落したかのように言っていた毬子さんだけれど、さすが九重家のお嬢様だわね…」

貴子自身もそうやって育てられ、しつけられてきたので、毬子の対応には共感できる。

案の定、くみと呼ばれた侍女は、平身低頭して襖近くへとにじりながら下がっていった。

「ごめんなさいませ、貴子さん。失礼をいたしまして…では、わたしが先に羽織る方を決めてしまって、よろしい?」
「ええ、従いますわ」
「では、こちらの白無垢から…さすがに、今日は綿帽子をつけませんけれど。そうしたら、わたしは黒振袖をお先に当てさせていただきますわね?」

毬子の言う通り、あやの手助けを受けながら、貴子は白無垢のふんわりした着物に、おそるおそる袖を通していった。

(つづく…子供にこのパソコンを乗っ取られたので~!)

2013年5月20日月曜日

花嫁御寮とおヨメちゃん(3)

二人して何やかや言いつつも、結局、貴子さんは学校の休日に、毬子さんのお家からお迎えに来たパッカードに乗って、お出かけすることと相成った。

「わざわざ、迎えにいらっしゃらなくても良かったのに…、家のクライスラーで参りましたわ」
「あら、だってわたし、とても楽しみで楽しみで、ひとときも待っていられなかったんですの。だから、運転手の杉崎にお願いして、貴子さんのお家へお邪魔したのよ?」

その言葉通り、座席の上でぽんぽんと跳ね上がりそうな勢いで、毬子さんははしゃぐ。

「ほんとに、毬子さんたら…楽しい方ね」
(可愛い)と言いたいところだが、運転手もいることだし、貴子さんはそう返事をしておいた。

やがて、パッカードは広い門を抜け、しばらく木立を抜けて、玄関の車寄せに静かに停まる。

杉崎にドアを開けてもらい、御礼を言って、毬子はぴょんと飛び降りる。
そうして、次にドアを開けてもらって下りる貴子の方へ回り、楽しくてたまらない、という顔で出迎えた。

「まあ、素敵な洋館にお住まいなのね…」
貴子は、初めて訪れた毬子の自邸を、ため息とともに見上げた。

「おじじ様がね、昔、外国の公使をなさってらしたんですって。だから、万事洋風にお造り遊ばした…って、小さな頃から聞かされて育ったわ。だから、外見はともかく、中は、古いの」

そんな事はどうでもいい、早く行きましょう、というように、毬子は貴子の手を引いて導いた。

自由に手をつなぐなど、女学園の中では、とても、できない。
毬子の持つ無邪気な開放感に惹かれ、貴子も手を引かれて後を追う。

「このたびは、御前様ならびに御令室様におかれましては、お健やかにお過ごしのこと、お慶び申し上げます。こなたは西桂侯爵家の長女、貴子でございます。突然の来訪、無礼をお許し下さいませ」

貴子の典雅な物腰と、桜貝のように美しい唇から流れ出る流麗な挨拶に、九重家の皆は驚き、歓待した。

「まあ、なんとお若いのにご立派なお嬢様ですこと…!毬子さま、貴子お嬢様のお爪を少々頂戴して、煎じてお飲み遊ばせ」
毬子付きの侍女頭に諭されて、一家は明るい笑い声に包まれた。

「んもう、いつもそうやって、末っ子のわたしを皆で構うんだもの。いやんなっちゃうわ。…さ、貴子さん、参りましょう?もうね、奥の和室に、お衣裳が衣桁に掛けて並べてあるのよ」
「え?こんなモダンな洋館に、和室があるの?」

「ええ。おじじ様についていろんなお国を回られたおばば様は、やっぱり畳の上でのお暮らしが恋しくていらしたのですって。だから、このお家を建てられた時も、おばば様のお部屋と茶室だけは、畳が敷いてあるのよ。あと、お靴やお草履も、お脱ぎ遊ばしていいの」

お付きの娘達が毎日磨いているのだろう、足袋が映りそうにつやつやと光る廊下の真ん中を、毬子はごく平然と歩いていく。
その後を、貴子はやや遠慮がちについて行く。

「どうなさって?ご遠慮なさらず、お廊下の正面をお歩きになっていいのよ?」
「…だって、客人ですし…こんな綺麗なお廊下、勿体なくて歩けなくって…」
「あら、それは困ってしまうわ。そんなでは、貴子さんがおばば様のお部屋に着く前に、日が暮れてしまってよ?」

冗談めかして、うふふ、と毬子は笑うが、あながちその言葉も嘘とは思えないほど、九重邸は広く、美しく入り組んだ造りになっていた。

「さすがは、応仁の乱で天下に名を馳せた九重家ねえ…。毬子さんがお友達でなければ、私なぞ、一生縁のないお屋敷だったでしょうね」
「でも、今は爵位もない、この邸と同じ、外見だけを取り繕った家だわ。…さ、そんな事より、こちらが亡きおばば様のお部屋よ。義姉さまのお着物を、どうぞご覧じろ!」

さっと毬子が襖を両手で開けると、そこには、目映ゆい花嫁衣装が衣桁に掛けられて、並んでいた。
「……!」
そのあまりの美しさに、貴子は、言葉をしばし失う。

「貴子さん、今日は私の目の前で、この衣裳をどちらも羽織って見せてね?そうして、貴女に似合う方を、まず、決めましょうよ、ね!」
毬子は、にっこりと微笑みながら、後ろに立つ貴子へ振り向いて、言った。

(つづく)

2013年5月19日日曜日

花嫁御寮とおヨメちゃん(2)

「わたし、貴子さんに黒振袖を着て頂きたいわ。ご大典の頃のモダンな吉祥模様が、裾一面に広がっていてよ。紅色、菫色、金糸銀糸の刺繍も混じって…おぐしは、文金高島田。とってもよくお似あいになると思うの…」

あんみつの前で、うっとりと甘い夢を見ている毬子さんに、珍しく貴子さんは異を唱える。

「あら、そんな艶やかなのは、私には似合わなくてよ。毬子さんみたいに、可愛らしい方のほうが良いんじゃなくって?私は、飾り気のない綿帽子に白無垢がいいわ。地味ななりなんですもの」

「そんなあ!ただでさえお背が高くてらっしゃる貴子さんが綿帽子をお付けになったら、ちんちくりんのわたしが、よけい小さく見えてしまいますってば!大丈夫、うちの義姉さまも貴子さまのようにお背がおありになるの。五つ紋の黒振袖、とても似合ってらしたから、貴子さまも大丈夫ですわ」

「…でも、毬子さんには、白無垢はまだ、ちょっと…大人びてやしないかしら…?」

「まあ!おっしゃいますこと。どうせわたしは年相応に見てもらえない、子供顔ですよーだ」

「ほらほら、そうやってふくれる所とか…ね?白無垢では、毬子さんのあどけなさが出ないと思うの。色とりどりの裾模様を流して、長椅子に座って写真をお撮りなさいませよ。私は、その隣に白無垢で立たせて頂きますわ、ね?」

おやおや、ひそひそ声がいつの間にか大きくなって、二人はボーイさんに声を掛けられてしまった。

「ご、ごめんなさいませ…」

「いえ、可愛らしいお話をもっとお聴きしていたいのはやまやまなのですが、何分にも、お二人はお嫁入り前のお嬢様。今少しだけ、お慎みいただければありがたく存じます…」

にこり、と微笑むと(ここのパーラーは、眉目秀麗を採用なさると評判の)ボーイさんは、磨き込まれた銀の盆を小脇に抱え、軽く会釈をして立ち去った。

毬子さんと貴子さんは、檸檬を一滴しぼったお冷やを一口頂いて、ほっと一息つく。

「お話をいくら積み重ねても、埒が明きませんわね…」
「そうね…」

二人は、真顔に戻って、ふふ…と微笑んだ。
痴話喧嘩も、おしまい。
目と目で、合図を送り合う。

「…じゃあ、今度のお休みに、貴子さん、わたしの家においで頂けるかしら?実物を羽織れば、きっとどちらが似合うか、二人とも似合うと思うの」

「え…?!そんな事…お家の方に、どうやってお話なさるの…?」
「一人ずつ、学校の余興で絵姿を撮るから、お着物をちょっと見せて下さらない?って、お義姉さまに頼んでみるわ。同じ学校をご卒業なさってるし、きっと、羽織るくらいはお許し下さると思うの」

「毬子さん、本当に…お写真、二人で撮るおつもりなのねえ…」
感服したように、貴子が言う。

「ええ、断然よ!だってわたし、お嫁入りの時も、こっそり持って行こうと思うの、大切に。人を恋うるってどんな事か、まだよくわからないわたしにとって、貴子さんは、一番近い想いを抱ける方だから…」

大胆な事を口にしながら、だんだん、毬子は声を落とし、代わりに頬を桃色に染めていった。
貴子は、そんな可愛らしい目の前の少女を、今にも抱き寄せたいような心持ちで見つめる。

(つづく)

花嫁御寮とおヨメちゃん(1)

女学生も5年となる頃には、将来の話で休み時間はもちきりになる。

「ね、ご存じ?桜組の西坊城さん、ここの坂の上の公爵さまのご令息におかたづき遊ばすんですって」
「あら、だってお二人は、お小さい頃からの許婚者でしょう?至極当然ですわ」

「それより、藤組の噂のあの方…やっぱり、四年でこちらを中退されて、もうお輿入れだそうよ?」
「まあ、お早い。がんぜない頃から、とても睦まじくてらっしゃると伺っていたけれど、そうなの…」

そんな話題に、ついていけない御令嬢が、ふたり、いた。

一人は、九重 毬子(ここのえ まりこ)。
彼女も噂に上る様々な同級生達とおなじく、知らぬ頃から一族の決めた結婚相手がいる。

「悪い方では、ないのだけれど…」
そうひとりごちて、ふう、と可愛らしいため息をつく。

「好き」という感情が、どうしても、わかないのだ。
結婚を断るつもりなどないのだが、こんな気持ちのままでは、相手の殿方に失礼な気がして。

もう一人は、西桂 貴子(にしかつら たかこ)。
同級生より頭一つ背が高くスマートな彼女には、お熱をあげている下級生も数多い。

貴子は、別に彼女たちとエスごっこの相手役を務めるわけでもなく、いつも一人で窓の外に広がる緑を眺めやっている。無論、彼女にも将来の旦那様は決められている。

二人は、他の誰にも言えない秘密を抱えていた。
いつの間にか、お互いにエスを越えた、ほぼ男女が慕い合うのに似た感情を抱いている、という事を。

だから、他の同級生のように、無邪気にうわさ話の輪に入れなかったのだ。

「ねえ、貴子さん。…どうして、女同士は、結婚しちゃいけないのかしらね…?」
小柄で無邪気な毬子が、黒目がちな大きい瞳をパチクリさせながら、休日のパーラーで小首を傾げる。

そんな事を、いともさらりとあどけなく言ってしまう毬子が、貴子には可愛くてたまらない。

「はるか昔、レスボス島という島があったと聞くわ。…そこでは、女同士でも思うままに恋愛ができたらしいけれど…今更、そんなこと言ってもね…」

ふふっ、と少し寂しく笑いながら、ソーダ水のストローを唇にくわえる貴子は、毬子をぞくぞくっ、とさせる。
(これが、好き…っていう感情なのだわ、きっと)
と、思ってしまう。

「私たち、いずれは親の決めた方のもとへ、嫁いでゆくのよね…」
「ええ…」

二人の悩みなどどこ吹く風と、百貨店のアドバルーンはふわふわ揺れて、飛んでいきたくとも足場を押さえられたまま、空に浮かんでいる。

「…せめて、私たちが嫁ぐ前、睦まじかったよすがでも残しておきたいわ。そう、例えば…」
「写真とか?」
貴子の助け船に、毬子はパチン、と手を叩いた。

「それは、素敵!ねえ、貴子さん。私と貴女の二人だけで、お内緒の卒業写真を撮りましょうよ!」
「…お内緒?」
「ええ。あのね、あの…二人とも、花嫁衣装を着て、そうして写真屋さんに撮っていただくのって、どうかしら?」
「?!」
あまりに突飛な毬子の申し出に、貴子はソーダ水をむせそうになった。

「お着物なら、私の義姉さまがお嫁入りの時にお持ちになった、白無垢と黒振袖があってよ。西洋式のドレスはないから、どこかから調達しなくてはならないけど…。ね、貴子さん、あなた、お着物はお嫌い?」
「ちょ、ちょっとお待ちになって頂戴、毬子さん…。そう、何もかもここでいちどきに決めてしまわなくとも、二人して、もう少し考えてみないこと?」
熱情的な毬子の思いつきを、少し冷まそうと、貴子は声を潜めた。

「…でも…、あまり卒業が近くなると、仲良しグループさん達の記念写真で、写真館はどこも大入りになってしまってよ?もしそんな時、知り合いと行き会ってしまったら、大変だと思うの」
「…うーん…、じゃあ、じゃあね?お互いに、どちらのお衣裳を着たらよいか、そこから考えましょうよ、とりあえず…」

何だか、初めは驚いてばかりの貴子も、毬子に気圧されて、だんだんその気になり始めたようである。

(つづく)

2013年5月18日土曜日

ちょっと浮上…

ここ数日、むやみに忙しかったり、疲れてバファリン飲んだらバタンキュー(死語?)だったりして、実際の日数よりずーっと長期間、更新してない気がしてます。

昨夜から今朝は、ひっさしぶりに、目覚ましタイマーをかけないで寝るという暴挙(?)を犯しました。

でも、ほんとは毎日ここに来て、好きな事を考えたり書いたりしたかったんですよ。
本当に!

こんなていたらくだったのですが、その間にもこまめにブログをチェックしてくださった国内外の方々、ありがとうございます!
さっき履歴を見てきて、本当に、涙目になるくらい嬉しかったです。

それから、メールの返信をいただいたり、メールを送らせていただいたり、昨夜から今日は幸せな事が多くて、ちょっと心持ちが浮上しました。

…なんて、本当は、こんなつぶやきじゃなくて、自分なりの「お話」をアップしなければ、ご恩返しにはならないのですけれど、ね。

忙しかったせいでしょうか、このところ、寝て起きた時に夢を覚えているのですが、あまりにリアルでそれが現実かどうか、よくわからない(泣)

例えば、「親戚に何か頼まれごとをされて、それを誰かに伝えなきゃいけない」とか、「この仕事の〆切は○日から×日に変更になったので、他の仕事と優先順位を変えないとまずい」とか。

起きた途端に、びびるわたくし。
楽しくない夢でしょ~?(苦笑)

どうせ見る夢なら、百合でも男の子でも年齢制限なしでも、ロマンティックな夢をみたいもんです。

起きてからの現実を打ち負かせとは言わないまでも、一息つける、こっそり口の中に忍ばせて楽しむアメ玉みたいな、そんな夢。

…あっ、そういう話を、自分が書けばいいんだ!
というか、書かなくっちゃね。
自分のためにでもあるし、ここをはるばる見に来てくださってる方々のためにも。

さて、明日は用事があるけど休日なので、頭の中で夢を夢見ながらお布団に入ろう~。
どんなお話が下りてきてくれるかなー、わくわく。
それでは、また明日も更新ができる事を自ら期待しつつ、今日はここまでで!

2013年5月13日月曜日

手元不如意!

何とかなったか、と思って早朝から仕事にいったら、先輩方の愚痴を聞かされた一日でした…
しかも、仕事の相談をしておこうと思った後輩は、最近あいさつもせずにさっさと帰る始末。

…昨日のブログより、あんまり、何とかなってないような気が(苦笑)

そして、へろへろになって夜、帰宅したら、ダメ押しが待っていました。
実家の税金通知と、娘の学校納入金やら積立金やらの、振り込み用紙の束です…

引き落とさないとしょーがないので、総額を計算しました。

うっ!
俺の、一ヶ月の給料より額が上じゃねえか!!

なんかねー、すごーく、切なくなりましたよ。
「稼ぎに追いつく貧乏なし」とは、上手い事言ったもんだよ、ふっ。

道理で、私の同業者に「ロト6買った~?」って言ってる人、多いわけよね。

「理由を言わないで、そっと依願退職したら、宝くじ当たったって思っていいからね」
とかお互いに言いながら、空しく笑ってるのよ、ははは(←乾いた笑い)

先日、子供に宝くじの話をしたら「そんな得にもならないこと、しないほうがいいよ」だと!
誰のために金もうけしてーなーと思ってるか、知ってるのかあああ?!

…いや、私が言ってないので、子供は知らないです。

一番堅実なのは、私が副業できるくらい健康かつポジティブになって、もっと働くことかなー。

とにかく、手元不如意、であります。マジで。

それでは、景気の悪いお話で失礼しましたが(どこがアベノミクスじゃい!)また次回に。

24時間たつと、なんとかなる。

いや、ほんとに何とかなりました。

母の日のお花も、直接娘と届けに行けたし。
休日出勤して、業者さんとも無事に用が済んだし。

あした上司に見せる書類も、今日出来る分は全部、印刷してクリアファイル入れたし。

…残念だったのは、門地さんのサイン会に行けなかった(お花とか電報とかも贈れなかった~)ことかなあ。

お会いしたかったな、お久しぶりに。
(「生徒会長に忠告」始まってたか始まってないか、って時代の頃、ビッグサイトに押しかけたの)

でもあたし、太っちゃったしー、並んでても先生には分からなかったかも知れない…
行かなくてよかったのかも…

いや、あの! かつてお会いできた時も、あたしは太ってましたけどー!

あ、そういえば、話はとんで。

この間、仕事で車運転してましたら、
「ぽっちゃりパブ」
という看板を発見!

わー、話には聞いたことあるけど、本当にあるのねー、しかもこんな田舎にー。

ハンドルを握りながら、さっそく妄想します。(当然のように妄想、すんなよ。笑)

「ぽっちゃり」って、どんくらいの基準なのかなー?

柳原可奈子ちゃんなら、可愛いし、ぽっちゃりかなー?
渡辺直美ちゃんは…入るのかなー?

そしてだ。

この私、本人は、入るのかな…いや、明らかに入るよ。
しかしその、そのだね…ポジションとしては、どこらへんなのかね?

ボーダーラインで入るのと、標準モードで入るのと、違うわなあ、歩合とかなー。
それとも「あんたは『ぽっちゃり』超えだから、ウチでは雇えないよ」(泣)とかさ~~。

…え? 何、あたし、太りたいの?
ぽっちゃり志願隊員なわけ?

…妄想、終わりました。

でも私、百合的には、がりがりちゃんより、ふっくらやわらかちゃんの方を抱っこして眠りたいなー。
なんか、かわいいじゃん。
(夜だから、ま、これくらいの百合発言は大目に見てやって下さい…)

さて、今日のブログタイトルは、昨日のプロフィールに載せた言葉です。
別に誰か偉い人が言ったのを覚えてたとかじゃなくて、単なる人生経験から悟った事実です。

または、おまじないみたいなものかな。
仕事とか詰まっちゃった時、24時間後の自分を想像するんですよね。

絶対、今よりは事態がいい方へ進んでるか、うまくいくと解決しちゃってるから、頑張れ自分!
…そう思って、24時間やるだけやってみると、案外、ホントにそうなっちゃうから不思議ですよ。

さて、あと24時間後の私は、寝られてるかなぁ?それとも仕事?
いや、やっぱここのブログかな(笑)
お布団の中の次に、この空間、今、好きかもしれないー。

それでは、またつぶやきくんで終わってしまいましたが、お休みなさい、また今度!

2013年5月12日日曜日

プロフィール(更新延滞の事前おわびに!)

困ったときには、プロフィールを書く上野なぎさです(笑)
あと、読んでいる本に載ってたプロフィールの形式が気に入ったときにも、よく書きます。

では今夜は、「生徒会長に忠告 公式ファンブック」の質問項目で、まいりましょ!

HN:上野なぎさ
誕生日:三浦友和さんと同じ
星座:水瓶座 /血液型:A型
学籍:最終は○○大学通信教育部(資格取得のため)
身長:162,8㎝ /体重:聞くだけヤボだよお前さん
視力:(右)1.2(左)1.0、ただし眼鏡使用時。裸眼は0.1未満
靴のサイズ:23,5㎝と24㎝の間をうろうろ中
家族構成:相方、娘二人
趣味:トワレとパワーストーンのブレスを集める
得意なこと:本や紙芝居の読み聞かせ
好きな色:マゼンダピンク、オレンジ、鮮やか系グリーン
好きな食べ物:とりの唐揚げ、ピザ、お寿司
好きな科目:古文
好きなもの・こと:漫画、電車(乗り鉄、食べ鉄、寝鉄)、柴犬
苦手な食べ物:納豆
苦手な科目:数学
苦手なもの・こと:つるむこと、人の悪口
日課:ツイッターとブログの履歴をのぞきに行く
マイブーム:ウォーキングで安い自販機を探す
所属部活動:もと卓球部 /得意技:バックサーブ
好きな言葉:24時間後には、大抵の事は何とかなっている
下着のタイプ:上はノンワイヤー、下はボクサーショーツ
おふろで一番最初に洗うのは?:
子どもの頃なりたかったものは?:漫画家、小説家
今いちばん欲しいものは?:体力、とくに握力

意味がよくわからない回答が、多々あると思います。
飛ばしてください(苦笑)

それでは、おやすみなさい。そして、よい母の日を!




2013年5月11日土曜日

週末つぶやき。

すいませんー、今後、職場の事情で他の人の仕事も一部請け負うことになりまして、ここの更新(特に創作のお話)が今まで以上にゆっくりになります。

実は、先週というか、金曜日までの疲れがどわっと出まして、今日は寝てしまいました…
本来は、自分のパソコン仕事を半日やる予定だったんですが。

明日も、母の日イベントや休日出勤で業者さんと会う約束してたりで、更新、きついかも。

普段はねばるツイッターも、今日はちょいと不完全燃焼でした。
しかし体が資本なので、仕方あるまい…

ツイッターなさってる方は、ぐだぐだ書いてますので、よろしければそちらをご覧下さい。
ここと同じ名前で、お店に…じゃない、ツイッターに出てますので。

それでは、今回はおわびつぶやきでした。いつかお返しできるよう心がけますのでー!

2013年5月9日木曜日

一回休み。(超ミニつぶやき)

今夜から明日にかけて、ちょいと仕事がたてこみまして、本日の更新はなし、です。

でも、昨日書いた小品を、もう読んでくださっている方がいて、嬉しい~。

もういっぺん、読み返すか…と思って下さった方は、お話のモチーフにした曲を脳内BGMに流しながら読んでいただけると、なお嬉しいです(わがまま)

あ、週末の日曜は、母の日ですねー。
届けに行ったり、お供えしたり、なんだかバタバタしそうですが、数少ない親孝行のチャンスですし、お花、買ってきましょうかね。

では、週末にまた~。うんうん考えて更新します~。

2013年5月8日水曜日

花(百合ショートです)

今年の春は寒さが遅くまで残ったせいで、美桜(みお)と青葉の住む、山ふところの城下町には、まだ桜が咲いていた。

「ねえ、明日のお休み、城跡の公園へ行かない?」
「なら、またお堀の貸しボート乗るの?好きねえ、青葉は…」
「だって、もう来週になったら、いくら何でも、桜の花、散ってしまうわよ?」

熱心に誘う青葉に、根負けして、美桜も首を縦に振った。

ギイ、ギイ…。
早朝の休日、お堀に木の擦れる音が響く。
櫓をきしませて、青葉がボートを漕ぐ。

誘った手前、自分の方が多く漕がなけりゃ、と思っているようだ。
そんな義理堅いところが、美桜をクスリと微笑ませる。

「ねえ、桜、綺麗…?私、漕ぐのに精一杯で、あまり見ている余裕がないのよ」
「あら、誘っておいて、あきれた。…ええ、とても綺麗よ。まだ朝露が乾ききっていないのね、おひさまの光でキラキラしているの。何だか、私たちにお話したそうに、こっちを向いて咲いているわ…」
「まあ、上手いこと言って!」

美桜の言葉を褒めながら、実は、青葉は彼女のくるくる変わる可愛らしい表情ばかり見ていた。

「ねえ、また今度、来ましょうね。今日は青葉にたくさん漕がせてしまったから、次は私が漕ぐわ」
「え、あなたが?そんな力、あるかしら?」

驚く青葉ににっこりしながら、美桜は返事の代わりに、黙ってちょっと首をかしげて見せた。

次の休日、少し暖かくなったので、二人は夕方にお堀端で待ち合わせた。

「まだ、暗くはなっていないけど…大丈夫?」
「大丈夫よ。それに、ボート屋さんだって、陽が落ちる前にお店を閉めてしまうわ」

青葉を説き伏せるように、静かに話しながら、今日は美桜がボートを漕ぐ。

「へえ…このあいだの桜も綺麗だって、あなた言ってたけれど…夕暮れ近くの風がそよぐ頃も、なかなかだわ」
「あら、そうなの。ねえ、今日はあなたが私に教えてちょうだい。ボートから見えるのは、どんな景色なの?」

美桜の言葉に促されるように、青葉は話し始めた。

「そうねえ、もう桜は散り透いてしまったけれど、その代わりに柳の若い芽がたくさん枝から芽吹いて、緑の幕のようだわ。ゆらゆらと夕風に揺れて、私たちを手招きして呼んでいるみたいよ」
「そうなの、面白いわねえ。それに、なんだか浪漫があるわ。私たち、ゆっくりこの城跡にやってきた、春に呼ばれているのかもしれないわねえ…」

水紋をゆったりと描きながら、少女二人が乗った貸しボートは、お堀をゆっくり流れてゆく。

やがて、可愛らしい木の桟橋で、お店の人に手を取られながら陸へ上がる頃には、春霞が美桜と青葉の姿を隠すように、ほんのりとたなびき始めるに違いない…

(おわり。…はい、武島羽衣さん・滝廉太郎さんの曲「花」をイメージしてみました)

2013年5月7日火曜日

あれっ?

固定客さまが多そうなネタ、「つぶやき」「芸能」を書いたんですが、
じわじわ~っと、18禁のお話が、追いついて参りやしたぜ、ねえ親分!

うーむ、私が考えているより、18禁読みにおいでのお客様は、タイムラグがあるのかしら。

いや、それにしても、ありがたいことです。
もうちょっと、私も書く側なんだから、マーケティングとか勉強しないとかなぁ…

素人で好きでやってんだから、そんなこと、考えなくてもいいのかもしれませんが、でもやっぱり、好きで書いてる以上は、たくさんの方々にお読みいただけるのが、嬉しいのでー。

さて、次は何を書こうか…
季節に合わせたお話か、日本ならでは(古くても新しくても)のお話がいいかな、と、今ちょっと浮かびました。

外国から閲覧して下さってるかたもいらっしゃいますし。
そして日本は今、季節の変わり目。細長い国土で、同じ日に雪かきと海開きをやってるんですよ。

こんな私の国、今の季節を、百合で書いてみたいなー。

ちなみに、これを書いている今は夜。外はすごい風。
「青嵐」とでも申しましょうか。

では、連休もあけて本業めじろ押しなので、更新はお話を考え考えになりますが、よろしくのぞきに来てやってください~。

ネタにつまってたら、いつもの「つぶやき」打ってるかも、です(苦笑)

2013年5月6日月曜日

川畑くんの新たな一歩。

これ、ホントはツイッターに書いた方がいいかも、な話題ですが。

活動休止中のケミストリー・川畑要くん、奥様と別れて、新しい一歩を踏み出すとのこと。

今はなつかしテレビ番組「浅草橋ヤング洋品店」でのオーディションから見ていたので、息子を見ているようです(笑。いや、私そこまでトシじゃないけどー)

離婚とか、ユニット活動の停止とか、ただ字面で捉えるのでなくて、その状態がもしも苦痛であるならば、自らを解き放つのも、生きていく上での一つの選択肢。

活躍をしていただければ、それでいい、と。

で、話は変わるんですが、ケミ結成当時から今まで、私は堂珍派なんですよ(笑)
実家で農家やってる、あんな格好良くて歌のうまい男の子、いるんだーって、衝撃でした。

「浅草橋~」では、複数の最終ボーカリストが課題曲をいろんなペアでシャッフルして歌って、一番人気をデビューさせる、という過酷な方法を取りましたが、やっぱ堂珍と川畑ペアが上手かった。
一見異質に思える二人が、組むことによって予想外のハーモニーを奏でる、まさにケミストリー(化学反応)でしたもん。
あと、オーディションにネスミスも出てて、可愛かったなー。

今はそれぞれ、違う音楽ジャンルで活躍してる二人ですが、またケミとして、二人の綺麗な声が響き合う曲を聴きたい、です。
期間限定でもいいからー。

川畑くん、心機一転に、どーですか、ひとつ?
ケミ好きな私としましては、密かに期待をしております…。

2013年5月5日日曜日

書いた後のつぶやき。

うーん、引かれている空気を感じるぞー(苦笑)

何というかなー、前回まで書いていた18禁のお話では、駆け引きみたいな感じを出したかったんですが。
設定当初から、まあ、ハッピーエンドにはしないつもりで…というか、それはできないだろう、と思いながら、キーを打っていました。

しかし、最終話あたりでは、キャラにこっちが動かされてしまって、やられちまったという感です。
悔しいなー。

この次は、ふつーな恋愛ものを書こうかしら、と思っています。
百合になるか、ヘテロになるかは分かりませんが、可愛い気のある世界のものを。

鹿乃子ちゃんの女学生時代とか、懐かしいな…以前書いてましたが。
大正から昭和初期の、ロマンとモダンが入り交じったような時代、好きなんですよねー。

(18禁★)可愛くて、困っちゃう、ひと。(4・終)

ややあって、仁美は手すりに掛けてある、柔らかい生地でできた鹿野先生のスカートを手に取ると、パンプスを履いたままの先生の足下から、ゆっくり、着せていった。

秘められていた下着を飾る、細やかなレースの装飾に、ファスナーをかませないよう、注意しながら。

細くくびれたウエストまで、ファスナーを上げ、留め具を嵌める。

「…え」

思わず、鹿野先生は声を、小さく、上げた。
更に仁美が、自分に対して狼藉を行うのかと、想像していたので。

「…すみませんでした、先生。…いま、手の戒めも、外しますから…足下、気をつけて下さい」
仁美の声は、先生と同じくらい小さく、でも、きっぱりとしたものだった。

「…私、先生の胸、見る度にとても気になって…一度、こういうふうに、してみたかったんです。そして、さっきまで、もっと酷いこと、してみたいっていう気も、ありました。…でも、今の先生の一言を聞いて、…私、そんなに打算的な人間だと思われてて、嫌われてるのかと思ったら、何だか…。まあ、嫌われて当然の事したり、言ったりしたわけですものね。当たり前です…」

ぽつりぽつりと懺悔しながら、腕のネクタイを外し、ブラのホックをかけて、ブラウスのボタンを下からひとつ、またひとつ…と、仁美は先生の身支度を進めてゆく。

「…どなたに告発なさっても、構いません。事実は、事実ですから。図書委員長が、司書の先生を書庫に連れ込んで、強姦した…そう、おっしゃって下さい」

「どうして、そんな事をいうなら、初めからしないでおこう、とか思わなかったの? 内申レベルの問題じゃないわよ!?下手すれば、退学ものだわ!」

「…それでも、したかったんです。私。…先生と」
「打算、抜きで?」
「勿論。…第一、打算って何ですか?私には、先生を脅すことでメリットは何もないし、ここにはカメラの類も、私以外のギャラリーも一切、ありませんから」

「…じゃ、何で…さっき、途中で、…止めたの?」
「え」
「ひとの体をさんざんその気にさせておきながら、どうしてそんなに、簡単に放り出せるのよ?!」

視線を真っ直ぐに交わしながら、書庫の最下層で、二人は言葉を交わす。
それは、ある意味さっきまでの体の行為より、真摯で、だからこそエロティックな匂いすら漂う。

「…っ、それは、打算的だと言われたから、違うと証明したかっただけで…そ、その気に…?先生、まさか、さっきの私の仕打ちで…」

にらみつけるようにしながらも、鹿野先生は、真っ赤な顔のまま、言い放つ。
「…あなたのおかげで、私、すっかり濡れてしまったのよ、仁美さん。…責任、取りなさい」
「せ、責任…?」

「女同士がどうやって達するか、貴女、知らないはずないでしょう?…スカートはいいわ、そのままで。でも、ショーツは…脱がせて…」
「先生っ?!」
「そうしたら、仁美さんは、私のスカートの中へ頭を入れなさい。どうしたらいいか、答えは…そこにあるわ」

「いいんですか、先生…本当に、後悔しませんね?」
驚きと嬉しさが混ざった表情を見せる仁美の唇を、鹿野先生は人差し指で、そっ、と抑える。

「その代わり、ここでの出来事は、二人だけの秘密よ。告発もしない、退学沙汰にもならない。つまり、強姦じゃないのよ、これは。和姦、なの」
「先生…!」

鹿野先生は、今度は縛られることなく、自分から頭の上の手すりにつかまる。
跪いて、スカートの中を蹂躙してくる仁美の攻めから、無駄と知りつつ、こらえようとして。

仁美は先生のショーツを丁寧に脱がせると、自分の制服のポケットに入れた。
そして、何も隠し所のなくなった、先生の太腿の間を存分に責める。
指で開き、舌で尖らせていく。
あふれ出る歓びの証を、飲み込んでいく。

先生も、吐息を次第に大きくし、喘ぎ声に変わり、やがて恥ずかしくよがり始めた。
その頃にはもう、先生も自分から脚を大きく開き、仁美の容赦ない責めを、余すところなく堪能する。
「あん、そ…そこよ、そこなの…ね、お願い、仁美さん、そこして、ねえ、ずっとそこ、して…ああっ」
揺れ始めた鹿野先生の腰に手を添えて、仁美は先生の求めに従属する。
さっきまでの、主導権を取っていた時とは違う、奉仕者としての歓びに仁美は酔いしれた。

形の良い先生の胸が淫らに揺れ、下着を着けているはずなのに、ブラウスの上からも乳首が尖って見える。
「あ…して、ねえ、そこよ…指と、舌と…両方で、して…あああ、も、だめ、もうすぐ、あっ、…いくっ」
わずかに苦しそうな余韻を残しながら、鹿野先生は歓んで声を上げ続け、そして間もなく、全身をびくびくと震わせた。

手すりにつかまったまま、荒く息を吐く鹿野先生の秘密の場所を、仁美は自分の清潔なハンカチで丁寧に清め、ゆっくりと刺激にならないよう、ショーツを履かせていった。

「…あ…、すごく、よかった。仁美さん、…ねえ、次は、…いつ…?」
うっとりした声音で訊ねてくる先生に、仁美は、静かに答える。

「…次は、…ないと、思います。…たぶん」

「…え?!」
「だって、私、満足してしまったんですもの。可愛い過ぎて困るほどの鹿野先生を、陵辱する…っていう、目的が達成されて」

「……?」
「これから先、先生と私が交わるとしたら、きっともう、その全てが、和姦なんです。陵辱、ではなくなるんです。…なので、もう私は、満足したんです…」

実際にこうなってみて、初めて、仁美は知った。

自分は、先生と愛し合いたいわけじゃなかったんだ、と。
互いにセックスして、幸せになりたかったわけじゃない、と。

ただ、そこに可愛くてたまらないものがあったから、自分の自由にしたかった。
恥ずかしがって、困る姿が見たかった。
それだけだったんだ…と。

(弱ったな、自分にこんな性癖があるなんて…)

手の甲で、濡れた唇をぐい、と無造作に拭くと、仁美は呆然としている鹿野先生の横を通り、書庫の重い扉へと続く、鉄の階段を昇っていった。

(おわり…こんな終わり方になるとは、私も意外…)

2013年5月3日金曜日

(18禁★)可愛くて、困っちゃう、ひと。(3)

仁美が、鹿野先生の胸を舌と指先で可愛がり続けるうち、先生の声のトーンは、少しずつ変わっていった。
初めは拒絶の色合いが強かったのが、今はもう、陶酔感を思わせる甘い吐息に聞こえる。

「いい、んでしょう…?先生…」
悪戯っぽく、仁美は訊く。

鹿野先生は、認めたくない、というふうに、首を横に振る。

でも頬を美しく染め、とろりとした視線で仁美を見下ろしながら、されるままになって体を震わせているので、その返事は嘘だ、と、すぐ分かる。

両手首を拘束されている事も、嫌そうではなく…むしろ、自分は逃げられないから、仕方なく仁美に感じさせられてしまっているのだ、という言い訳にしてしまいそうな、無抵抗ぶりだった。

仁美が、これまで幾夜も想像していたより、現実の鹿野先生の姿は、綺麗で、淫らだ。
いつまでも、こうしていたい。

…いや、もっと、先へ。
仁美は先生に対して、もっと甘い責め苦を与えたくなっていた。

「先生?…下、脱がせても、いいですよね?…ここまで、来ちゃったんですもの」
仁美が耳元でそうささやくと、鹿野先生は、過剰なまでにそれを拒んだ。

「いやだわ、お願い!それだけは、やめて頂戴、頼むから…!」
「どうして?…どうして、さっきよりそんなに強く嫌がられるんですか?…何か、あるんですか?」
「…とにかく、だめ。だめなの。だめよ!」

そこまで強く言われてしまうと、かえって後には引けなくなってしまう。
静かに、仁美は先生の着ている、ややフレア気味のスカートのファスナーを下げた。

「ああ…、仁美さん…。だめ、ってあれほど、言ったのに…」
鹿野先生は、泣きじゃくる寸前の声を、出した。

「…なるほど」
仁美は、スカートを丁寧に脱がせながら、頑強な抵抗の意味を認めた。

鹿野先生は、スカートの奥に、ガーターベルトとストッキング、そしてショーツを身につけていたのだった。色こそほのかにピンクがかって、レースで飾られてはいたが、それでも十分、この先生のキャラクターには、意外なほど淫乱に映って見える。

「こんな、素敵な姿を隠していたんじゃ、見せるの、嫌がりますよね?…先生、こういう下着が、ご趣味だったなんて…知りませんでした」
少し意地悪そうに笑いながら、仁美は、先生の下半身の姿を堪能する。

ガーターベルトが吊っているストッキングは、おそらく絹製だろう、艶めいて肌に滑らかに貼り付いている。
ご丁寧に…というべきか、鹿野先生はきちんとセオリー通りに、まずガーターとストッキングを着け、その後にお揃いのショーツを履いている。

出勤時には、万が一に見えてしまったりすることを想定して、ショーツを先に着けるとか、パンストにするとか、そういう方法もあるだろう。しかし、先生はそれをしていない。ということは…

「学校に来るときも、こんなお姿を隠してらっしゃるなんて…先生、どなたか校内に、お相手がいらっしゃるんですか?」
「そ、そんなのいないわ、絶対、いません!つきあってる人も、いないのに…」

「…なのに、この下着って…じゃあ、先生、フェティシズムなんですか?こういうの…」
慇懃無礼に質問で攻める仁美のこの弾は的中したのか、鹿野先生は、途端に、黙った。

「スカートの中に、自分しか知らない、こういう世界を隠してるのが、お好きなんでしょう?」
「…やめて…」

「周囲にはおすまししてるのに、こんないやらしい下着を着けてる自分って、すごく恥ずかしい…って、思ってらっしゃるんでしょ?」
「ああ…仁美さん、もう、黙って…。…だから、だめだ、って言ったのに…」

「図星、ですか」
そう言って、仁美が駄目を押すと、被虐的な姿で手を縛られている先生は、真っ赤な顔をしてうつむいた。

「仁美、さん…、あなた、どうして私なんかに、こんな事するの?望みでもあるの?」
蚊の鳴くような声で、鹿野先生は、訊ねる。

「どうして?…決まってるじゃないですか。私が先生を前からずっと好きで、見ているだけで困ってしまうほど可愛いから。それ以外にありませんよ」
なぜ、そんな当然の事を訊くのか、と仁美は目を丸くして答えた。