2013年1月21日月曜日

アルジェリアの事は書いておこう。

日本人7人の遺体確認、ご冥福をお祈りします。

今回は、人質としての扱いがあまりに酷かったのと、味方であるはずの軍に、ある意味命を奪われてしまった事実と…ショックが二重であることが、なお痛々しい。

でも。
ここからは、お読みの皆さんに非難を受けることを想定して、書きます。

犠牲者の数より、救出者の数の方が、かなり多かったのですよね?この掃討作戦は。
人種とか宗教とか、考えないで、単に頭数で考えるに。

日本人が全員助かったとしても、他国の人が多数犠牲になったら、私は今と同じ気持ちで祈ることができただろうか?

私は、誰かを殺さなければ自分が生きられないような、極限状態を体験してはいません。
でもこの事件で、そのような状態がありうるのだ…と思えたのです。
例え不条理だとしても、狂信的な一部の人間の所行だとしても。

あと、一番思ったのは、
「憎むべきは、この人質事件で殺人を犯したイスラム過激派のみであって、それ以外のイスラム教徒は不当な差別を受けないよう、世界中で保護されなければならない」という事です。

これ以上、地球に住む「人間」という矮小な存在が、愚かな過ちを繰り返さないように。
それも、私が今、祈っていることの一つです。