2013年1月7日月曜日

ぼくたちの美郷さん(10)★18禁

次に会おう、とメールが来たのは、二週間空いた週末。
正直、どんな返事を返したものか…私は、迷った。

理由は、二つ。

男子高校生をあっちこっちのホテルに連れ回していては、いずれ学校にバレてしまわないかしら、という不安。(そうでなくても、外泊多くさせちゃってるのに)

もう一つの理由は、とても現実的な問題なんだけど…お給料日前で、私は現在、手元不如意。
カードも、これ以上切ると、キャッシングに入りかねない危ない状態。

悩んでも結論が出ないので、とりあえず、二人に会って、相談することにした。

二人は、コーヒーを飲みながら、けろりと言う。
「じゃ、美郷さんの部屋じゃ…だめ?」
「え…と、お布団…ある…?」

「ま、まあ…お客様用が二組あるから、私の普段使ってる布団と合わせれば…」
「それって、ホテルのベッドより広くない?ラッキー♪」
葵は、無邪気に喜んでいる。

「あの…あとね、笑わないでほしいんだけど…私、今まで男の人を部屋に上げた事がないの。だから、何だか…緊張しちゃって…」
「可愛い…」
葉月の短い反応に、かえって恥ずかしさが増してしまう。

「周りの部屋の人とか、大丈夫?声が聞こえちゃうとか…」
葵の言葉に、顔を一気に染めながら、
「あ…それは、平気だと思う。真下の部屋は空室だし、お隣は…新婚さんで、私の方が時々、困っちゃうくらいだから…」

「オールクリア、だな?葉月」
「…ん」

というわけで、一度寮に帰って着替えた二人を、私が最寄り駅で迎える段取りができあがってしまった。

「わ…綺麗だね、美郷さんの部屋」
「いい匂いが、する…」
「何かお前、いちいちスケベっぽい感想言うよな~、葉月」
「だって…本当だろ?学寮の、むさくるしいのとは、ワケが、違うぞ」
「そもそも、比べんなよっ!違いすぎるんだからっ」

あ…二人とも、初めての時、みたい。
口数が、いつもより多い。緊張してる、のかな?

二人が部屋の探検をしている間、私はクローゼットから、来客用の布団を二組出して、支度を始めた。

「ね…何で、布団、二組もあるの…?普通さ、一組じゃない?スペアの布団って」
「あのね、言ったでしょ、葵。私は、ここに男の人を呼んだこと、ないの。女友達3人くらい呼んで、缶のカクテル飲みながら、きゃあきゃあするくらいが関の山なのよ」

「じゃあ、さっきの話通り、俺達二人が、初めてここに来た男ってことかぁ…」
二人して、じーんと感動している間に、私は、照れを隠しながら布団の支度を済ませた。

「…美郷さん?」
急に葉月が体をかがめて話しかけてきたので、私は、びっくりして振り向いた。

「玄関、入って…すぐ、大きな姿見、あるでしょ?…あそこで、…したい」
「ええっ!そ、そんなの、身体が全部、見えちゃうじゃない?」
「だから…したい、んだ。…美郷さん、どれくらい、乱れるのか、自分で…見て…」

葉月ったら、時たま、こういう刺激的な事をぼそっと言ってくる。
でも、そんな所、嫌…じゃ、ない。

「葵…電車で、打ち合わせした通り、…下の方、頼む…。お前、上手いから…」
「了解。じゃ、葉月は上の方で。しっかり、押さえてあげて。かなり、美郷さん感度いいから、動いちゃうと思うよ」
「ん…」

え?何?二人でぐるになって、何を企んでるの?
…恥ずかしいことなんだって事は、わかるんだけど(バカ…私ったら)

とまどっている間に、今敷いた布団の上で、私は二人に同時に、服を脱がされた。
上はワインレッドのブラだけ、下は…お揃いのショーツと、どうしてか、そのうえにパンストをはかされたままにされる。

無防備な姿で身体を隠す私を、葉月がひょいとお姫様だっこした。
玄関マットの所まで運んでいって、そっと、下ろしてくれる。

下着姿の自分をこの鏡に映したことはなくて、恥ずかしい。
いつもは、制服や外出着をチェックするだけなんだもの…

「ごめん、ちょっと…今夜は、大胆に…させて…?」
私の背後に立って、耳元で囁いた葉月は、勢いよく、私のブラのカップを下げた。
後ろのホックを外さないまま、鏡の向こうで、私の乳房が二つ、露わになる。

「やぁ…んっ!」
ブラを全部外されるより、胸だけが強調されて、かえって淫らな光景。

葉月は、乳房全体を持ち上げるようにしながら、すっかり尖って震えながら待っている乳首に、指先で甘く刺激を加えていった。
腰が抜けそうになる私を、後ろで支えてくれながら。

「…美郷さん、ごめん…ね」
下から葵の声がしたかと思うと、信じられない光景が、鏡越しに広がる。
葵が、パンストのクロッチのあたりを、びりびりと破き始めたのだ。
その下の、ブラとお揃いのショーツが、大きく破れた裂け目から、すっかり見えてしまう。

「やだっ、葵、何するのぉ…、だめよ、お願いっ、そんな…やらし、すぎ…」
私の泣きそうな声を聞こえないふりしているのか、それとも、自分のしている行為に夢中なのか、葵は、ちっとも聞いてくれない。
ショーツを下げずに横へぐっと寄せて、私が一番葵にしてほしい場所を、さらけ出す。

「ああ…ん、…ばかぁ…。い、いや…、いやいや…っ!」
しばらく、わざと開いて鏡に映してみせてから、葵はショーツを寄せたまま、私のすっかり艶めいて張り詰めたそこを、ゆっくりと舐め始めた。

ああ…。
鏡の前で、私、二人に犯されてしまっているの…?
そして、それを心の奥で喜びながら、身体をされるがままに差し出している自分…。
つながってはいないのに、鏡に映る私たちは、それ以上に恥ずかしく乱れてゆく。

…なんて、私たちったら、淫乱なんだろう。
鏡の前で、3人が楽しみながら溺れた行為は、しばらく、続いた。

(つづく。…帰ってこい、この3人組~)