2011年9月3日土曜日

更新が進まぬ二つの理由。

ひとつは、単純に仕事量が増えてしまっているためです。
11月後半までこの状態が続きそうなので、ちょっとキツイものがある、と。

ふたつめは、その隙を縫ってここでブログに作品をアップしてしまうと、
今申し込み中の冬コミに、もし受かった場合、書き下ろしの本が出せなくなるためストップしてるのです。
…そう、書いてないわけではないのですよ、実は。
女教師×女教師のちょっと大人なお話をひとつ、書き始めています。
あともう一つ、いろんなお相手とのラブアフェアを懺悔する、ミッション女子校の告解室ものにも挑戦したいな~(こっちはまだ書いてませんが)

冬コミに落ちたら、順次アップしますね(泣)
でも本当は行きたいです、友人と数年ぶりに同じ日のサークル参加となりそうなので。
(友人はしごく健全な、青年コミックのオールキャラギャグ本を描いてます。どこで人生変わったんだ…)

2011年8月16日火曜日

コミケ、サークル参加してきました!

日曜日に当サークルへおいでくださった方、その上本までご購入下さった方々、
ほんとうにほんとうに、お暑い中、ありがとうございました。

高校の時、晴海時代から一般参加は経験があったのですが(苦笑)
何から何まで一人でするというのは初めてで、面白かったです。

それから、買い手さんの男女比や年齢層が予想とずいぶん違ったこと、
買い手さんが「この本のどこに惹かれて、対価としてお金を支払ってくださるのか」
などなど教えてくださったこと等、生でマーケティングできたことは、大きな収穫でした!

ぜひ、冬の新刊(2冊予定、もうちょっと大人向きで書き下ろし)に生かしたいと燃えてます!
…って、まだ受かってもいないんですけどね。
受かるも何も、冬コミの申し込み、今日速攻ですましたばかりです。
(私はアナログ派なので、郵便屋さんへ行って申し込んできましたよ)

2011年8月11日木曜日

100円豆本、作りました!

いやー、週末に作るつもりだったのが予定が入ってしまい、修羅場でした。
でも、夕べ無事にできましたよ~。

オフセット本64ページが300円(このブログの再録がほとんどです、ちょっとだけ書き足し)
豆本は百合エッセイとマンガ家さんファン本の二種類で、おのおの100円。
もー、利益ないです。
でも全部お買い上げだと500円で計算楽だし(俺バカだしー)
「好き。」を共有できれば、今回は採算度外視でいくことにしました。

日曜日、「ゆりの国のものがたり」のスペースへ、おいでください。

あとは、この某イベントの後に死ぬほど仕事が待っている…それがこわいわ。ぐすぐす。

2011年8月3日水曜日

入稿しました~!

昔はフロッピーディスクと紙原稿で表紙を送っていたのが、いまやUSBメモリーですもんね。
時代は変わる。入稿も速くなる。
その分駆け込みさんが多いのか、今回オプション拒否されたし、割り増し料取られたり、こっちの面は同じ印刷屋さんでもシビアになってて、これまた驚き。浦島太郎さん状態。

次の発注は、違う印刷屋さんでやろうかなあ…(って、書く気だよ、おい)

さて、明日は有休取りました。
子どもが夏期講習行ってる間でも、コピーの豆本の表紙くらいしあげたいなぁ(まだ書くんかい)
もう紙も買ってきてあるモンね、ふふ~♪

2011年7月17日日曜日

コミケカタログに載ってました!

あとは本作りだけなんですよ、おいおい。
仕事の合間に、どれだけうまくやるかだなー。
いざとなったら、印刷屋さんは間に合わなくて、コピー本になっちゃうかもだけど。えーん。

でも自分に気合い入れようと、今、ネットで高速バスの往復予約、取りました!

3日目の西1、2地区、ふ-08です。宜しくお願いします!
あ、サークル名はこのブログ名と同じですので。
本日は宣伝(と夏バテ中の自分に喝!)まで。

しばらくコミケ対策のため、こちらは更新が滞るかと思われます。ご了承下さい。

2011年6月26日日曜日

続・双子ぢゃなくってよ。(其の壱)

初夏の校庭に、ありすには珍しく、乙女子たちの大きな声が響いている。
「赤組ー、お振るいあそばせー!」
「白組ー、おしっかりー!」
跳び上がったり、手を叩いたり、夢中になってグランドを皆が見つめている。

今日は、全校を二つに割っての大運動会。
いつもの袴姿に組別のたすきをきりりとかけて、種目ごとに学年別の選手が数名選ばれ、活躍する。
ありすは、私立には珍しく、編出入の受験を希望する生徒も少なくないため、夏の初めに運動会を開くのだ。

さて、我らが主人公、一年生の御堂 珠子(みどう たまこ)さん。
小柄な体を生かしてなかなかのはしっこさ、リレーでも玉入れの跳躍でも、機敏に体を操って、属する赤組の勝利に少なからず貢献しているご様子。
ただでさえ、三年の「藤組の君」こと、甘露寺 絹江(かんろじ きぬえ)さんとエスのおん仲も睦まじく、うらやましがられたり、そねまれたりと、珠子さんは一年ながらかなりの有名人。
そこへこの活躍とくれば、やはりありすの女生徒からは、いろいろな意味で所謂「マーク」される存在。
ラフプレイもかけられれば、声援の声もひときわ高く、運動会を盛り上げる一人となっていた。

さて、お相手の絹江さん。
数日前から微熱が出て、白組の天幕の中、今年はもっぱら見学と応援。
(直接競わずにすんで、かえって良かったかも…。でも絹江お姉様、お体に無理なければよいのだけど)
時折、ちら、と相手方の天幕を覗いては、お姉様の具合を案じる珠子さんである。

2011年6月19日日曜日

バラ園にて(超ショートです!)

春と秋の二回だけ、私と香澄とは学校帰りに遠回りをするのが、暗黙の了解となっていた。
行き先は、駅と自宅の間にひっそりとある、バラ園。

「今年、咲くの遅い気がする~」
「あたし達が来るのが、早かったりしてね?」
くすくす笑いながら、蔓バラのアーチをくぐったり、大輪の品種で作られた小迷宮をめぐったりして、帰る。
うす暗くなってゆく中、香りが少しずつ湿った空気の中へ溶け出すように、濃くなっていくこの時が好き。
香澄と、二人で歩いていても、バラ達が隠してくれるのも、好き。

「ねえ杏奈、バラのおまじない知ってる?」
やにわに、前を歩いていた香澄が振り返って尋ねてきた。
「え?おまじない…?」
とっさに返事も思いつかず、おうむ返しの私に
「その年、一番気に入った色のバラの花びらを唇に挟んで、瞳を閉じてお願いするとね、恋が叶うって」
「うっそ」
「あたし、やってみよーっと。この前、スマホで見たんだもの。うーん、どれにしようかなぁ…」
とまどう私におかまいなく、そぞろ歩きで香澄はバラの花の物色を始める。

言われると、自分も、何だかやってみたくなった。
(香澄に内緒でお願い、すればいいもんね…)
今年は、黄色から濃いピンクへグラデーションしていく花弁のバラが、目立つ気がする。
迷わず、外側のきれいな一片をそっとちぎると、唇に挟んだ。
(神様、どうか香澄と、何時までも今のように一緒にいられますように…)

そのとき。
花びらじゃないものが、私の唇に、かすかに触れた。
もっと柔らかくて、甘くて、懐かしい、そんな何かが。

えっ、と思って瞳を開くと、すぐ前に悪戯っぽく香澄の顔が微笑んでいた。
「うっふふ、杏奈って、すぐ人の言うこと信じちゃうんだから。可愛い!」
「ちょ、ちょっとじゃあ香澄、さっきのおまじないの話、嘘だったの?!」
慌てて私が聞き返す。
煉瓦色の小路、二人の間に、さっきまでくわえていた花びらが、ひらりと落ちる。

「嘘じゃない。本当よ。だって、たった今かなったでしょう?違う?」
そうささやくと、もう一度香澄は、悪戯っぽく微笑んだ。

(おわり)